なんだろうこの感覚――。
フワッとした様な感覚の中ボーっと外を眺めていると、白い翼が目に映った。
――鳥?
でも、鳥にしては大きいような気がする。
土屋先輩の事を気にしながらも私は窓に近づき窓枠に手を置き、身を乗り出すように外を見た。
何あれ――――。
私は思わず息を呑んだ。
夜になりかけているこの薄暗い中でも真っ白に輝いている翼が目に映った。
人に――翼が生えてる?
これって夢?
頬を抓ると確かに痛みが走り、これは夢じゃないんだと思い知らされた。
今まで生きてきて幽霊や妖精、妖怪、そういった類のものは見たことがない。
そんな私が初めて神秘的な生き物を見たんだとしたら、きっとあれは天使だ――。
でも天使の翼って二枚じゃないの?
六枚生えてる様に見えるんだけど――。
遠くに見える天使は大きな翼を広げ空高々と飛んで行ってしまい、あっという間に見えなくなってしまった。
その場に立ち尽くしていると、先生たちが慌てて駆け寄ってきて、私と土屋先輩は病院へと連れていかれた。
フワッとした様な感覚の中ボーっと外を眺めていると、白い翼が目に映った。
――鳥?
でも、鳥にしては大きいような気がする。
土屋先輩の事を気にしながらも私は窓に近づき窓枠に手を置き、身を乗り出すように外を見た。
何あれ――――。
私は思わず息を呑んだ。
夜になりかけているこの薄暗い中でも真っ白に輝いている翼が目に映った。
人に――翼が生えてる?
これって夢?
頬を抓ると確かに痛みが走り、これは夢じゃないんだと思い知らされた。
今まで生きてきて幽霊や妖精、妖怪、そういった類のものは見たことがない。
そんな私が初めて神秘的な生き物を見たんだとしたら、きっとあれは天使だ――。
でも天使の翼って二枚じゃないの?
六枚生えてる様に見えるんだけど――。
遠くに見える天使は大きな翼を広げ空高々と飛んで行ってしまい、あっという間に見えなくなってしまった。
その場に立ち尽くしていると、先生たちが慌てて駆け寄ってきて、私と土屋先輩は病院へと連れていかれた。


