「ふふっ」
『何を見て笑ってるんだい?』
「あそこにいる二人、何だかとっても可愛いの」
『本当だね』
運命の泉から覗く先には二人の男女がいた。
ミカエルはその男女を見て更に微笑みを零した。
『あの子たちはなんだか永遠に結ばれる気がするよ。僕の直感がそう言ってる』
「あら、貴方がそんな事を言うなんて珍しいわね」
『そうかな?君に似てきたのかもしれないな』
「私に?」
『良く言ってるだろう?私の直感よ!ってね。ガブリエルの直感は良く当たるからね』
二人は笑い合い、そしてまた泉に目を向けた。
ガブリエルは二人に向かって手を組みお祈りをするように目を瞑った。
「カオルとノアが結ばれ、生涯幸せな時間を過ごせますようにーー」
ミカエルはそんなガブリエルの姿を優しく見つめていた。
温かな風が二人を包み込み、ミカエルがガブリエルに手を差し伸べた。
『そろそろ行こう。ウリエルとラファエルが待ってる』
「ふふっ、ラグエルも眼鏡を光らせて待ってるわっ」
『そうだね』
二人は手をつなぎ、大きな翼を広げ空へと羽ばたいた。
屈託のない透き通る様な笑顔を零しながらーー。
fin.
『何を見て笑ってるんだい?』
「あそこにいる二人、何だかとっても可愛いの」
『本当だね』
運命の泉から覗く先には二人の男女がいた。
ミカエルはその男女を見て更に微笑みを零した。
『あの子たちはなんだか永遠に結ばれる気がするよ。僕の直感がそう言ってる』
「あら、貴方がそんな事を言うなんて珍しいわね」
『そうかな?君に似てきたのかもしれないな』
「私に?」
『良く言ってるだろう?私の直感よ!ってね。ガブリエルの直感は良く当たるからね』
二人は笑い合い、そしてまた泉に目を向けた。
ガブリエルは二人に向かって手を組みお祈りをするように目を瞑った。
「カオルとノアが結ばれ、生涯幸せな時間を過ごせますようにーー」
ミカエルはそんなガブリエルの姿を優しく見つめていた。
温かな風が二人を包み込み、ミカエルがガブリエルに手を差し伸べた。
『そろそろ行こう。ウリエルとラファエルが待ってる』
「ふふっ、ラグエルも眼鏡を光らせて待ってるわっ」
『そうだね』
二人は手をつなぎ、大きな翼を広げ空へと羽ばたいた。
屈託のない透き通る様な笑顔を零しながらーー。
fin.