Purewhite Devil

『ミカエル、ラファエル、ウリエル、あなた方は天使たちの統率と戦闘配備をお願いします』

『言われなくてもそのつもりだよ』

『ノアはどうするんだ』



ラファエル様の言葉にみんなの視線が一気に注がれた。


私の事はおきになさらずにーーなんて言えるはずなかった。



『乃愛さんは私と共に参りましょう』

『それは出来ない』



ラグエルさんのところへ行こうとする私を制するミカエルさん。



『私が信用出来ませんか?』

『この件に関してはお前を信用する事は出来ない。それはお前自身、よく分かっているんじゃないのか?』

『そうですね、残念ながら思い当たる節が幾つかございます。では、乃愛さん、貴女はどうしたいですか?』

「私、ですか?」

『ガブリエルと色々とお話をされたのではありませんか?』



沢山話をした。


今までガブリエルと難しい話や恋の話、色んな話をした。



『乃愛ぁぁぁぁぁぁ!!!!』



よく通る元気な声。


声のする方には信じられない彼がいた。



「ヴォラク君!?」



ヴォラク君の愛らしい笑顔がボヤけていく。


無事だったんだね。


良かったッ。