Purewhite Devil

『乃愛さん、貴女はどうするおつもりですか?』



真剣な顔でそう訪ねてきたラグエルさん。


ラグエルさんは私と神様のやり取りを知っているに違いない。



「私はーーッッ!?」



そう言いかけた時、けたたましいサイレンの音が鳴り響いた。


何この音!!


煩いっ!!



『なんだよ!!何の警報だよッッ!!』



嫌そうに顔をしかめるウリエルさん。



『ウリエル様ッッ!!』



慌ててウリエルさんの元に飛んできた一人の天使。


この人前にウリエルさんを探してた天使だ。



『ファイ、何事だ』



ファイーーこの人がウリエルさんの側近のファイさんだったんだ。



『悪魔たちが天界に攻め入ろうとしております!!』



悪魔が!?


何で?


痺れを切らしたルシファーが悪魔を従えてきたとか!?



『ルシファーか!?』

『そこまではまだ分かっておりません。ですが、凄まじい程の数です』

『あの野郎ーー』



ウリエルさんの額に青筋が浮かんでいる。


私を追いかけ回していた時とは比べものにならないくらい怖い。