ソフィアさんから受け取った花束を抱え、私は水の神殿に急いで向かった。
もう水の神殿は見えてるのに、なかなか辿り着けない。
普通に飛べる様になったとはいえ、まだソフィアさんやラファエル様みたいに早く飛ぶことはできない。
まだかまだかと気持ちばかりが先にいく。
ブレスレットにチラッと目を向けると、前に確認した時よりも赤の部分が少なくなっていた。
それになんだか青色が前よりも濃くなってる様な気がする。
時間がない。
私にも薫君にも――。
水の神殿の目の前に着き、私は息を飲んだ。
神殿を囲う水は遠くから見るよりも迫力が凄かった。
光を反射していてキラキラと輝いている。
「綺麗――」
地面に足をつけると立ち眩みがしてよろけてしまった。
思わず花束を落としそうになり、慌ててギュッと抱きしめた。
こんなに長時間飛んだ事ないから疲れたのかも。
でも、疲れてる暇もない。
この中にガブリエルがいるんだ――。
私は水の神殿の入り口、水のアーチを走って潜った。
もう水の神殿は見えてるのに、なかなか辿り着けない。
普通に飛べる様になったとはいえ、まだソフィアさんやラファエル様みたいに早く飛ぶことはできない。
まだかまだかと気持ちばかりが先にいく。
ブレスレットにチラッと目を向けると、前に確認した時よりも赤の部分が少なくなっていた。
それになんだか青色が前よりも濃くなってる様な気がする。
時間がない。
私にも薫君にも――。
水の神殿の目の前に着き、私は息を飲んだ。
神殿を囲う水は遠くから見るよりも迫力が凄かった。
光を反射していてキラキラと輝いている。
「綺麗――」
地面に足をつけると立ち眩みがしてよろけてしまった。
思わず花束を落としそうになり、慌ててギュッと抱きしめた。
こんなに長時間飛んだ事ないから疲れたのかも。
でも、疲れてる暇もない。
この中にガブリエルがいるんだ――。
私は水の神殿の入り口、水のアーチを走って潜った。


