ソフィアさんがお茶を用意してくれて、私たちは小さなテーブルを囲むように座った。
恥ずかしそうに頬を赤く染め、だけど嬉しそうに笑みを溢しながらラファエル様と話しているソフィアさん。
こんなに分かりやすく態度に出てるのに、ラファエル様は何一つソフィアさんの気持ちには気付いてなさそうだ。
『風の森で何があったんだ?』
「風の森、ですか?」
初めて聞く名前に思わず首を傾げてしまった。
「ラファエル様、ノアさんは天使になられてまだ日が浅いので天界についてお詳しくありませんの」
『そうなのか?』
「はい――」
このての話題を出されるとどうしても上手く笑えない。
あの苦い出来事を思い出してしまうからかもしれない。
ウリエルさんやミカエルさん、ラグエルさんの事を聞きたいが怖くて聞けない。
勿論ガブリエルのいる水の神殿の事が一番気になってるけど、それこそ怖くて聞けないよ――。
上手く聞く方法があればいいんだけど――。
恥ずかしそうに頬を赤く染め、だけど嬉しそうに笑みを溢しながらラファエル様と話しているソフィアさん。
こんなに分かりやすく態度に出てるのに、ラファエル様は何一つソフィアさんの気持ちには気付いてなさそうだ。
『風の森で何があったんだ?』
「風の森、ですか?」
初めて聞く名前に思わず首を傾げてしまった。
「ラファエル様、ノアさんは天使になられてまだ日が浅いので天界についてお詳しくありませんの」
『そうなのか?』
「はい――」
このての話題を出されるとどうしても上手く笑えない。
あの苦い出来事を思い出してしまうからかもしれない。
ウリエルさんやミカエルさん、ラグエルさんの事を聞きたいが怖くて聞けない。
勿論ガブリエルのいる水の神殿の事が一番気になってるけど、それこそ怖くて聞けないよ――。
上手く聞く方法があればいいんだけど――。


