二人のやり取りを眺めていると、急いで駆けつけてきた天使と目が合った。
『こちらの方は?何をなさってるんですか?』
『見りゃ分かんだろ、道案内。こいつは、あー――そう言えばお前名前は?』
言われてみればまだ名乗ってなかったかもしれない。
色々いっぱいいっぱいですっかり忘れてた。
「乃愛です」
『だとよ』
『道案内――ですって?』
へ――?
天使は体をわなわなと震わせ目を吊り上げた。
そしてそのままキッと睨まれてしまった。
な、何っ!?
『ウリエル様に道案内をさせるなんて一体何を考えてるんですッッ!!』
「す、すみません――」
迫力負けして謝っちゃったよ。
『ウリエル様もウリエル様ですッッ!!そんな事をなさるお暇がおありなら少しでも多くの魂の選別を行って下さいッッ!!このままでは地の神殿が魂で埋め尽くされてしまいますッッ!!』
魂の選別?
気になったけど聞ける雰囲気ではなくて、私は大人しく口を閉じていた。
『こちらの方は?何をなさってるんですか?』
『見りゃ分かんだろ、道案内。こいつは、あー――そう言えばお前名前は?』
言われてみればまだ名乗ってなかったかもしれない。
色々いっぱいいっぱいですっかり忘れてた。
「乃愛です」
『だとよ』
『道案内――ですって?』
へ――?
天使は体をわなわなと震わせ目を吊り上げた。
そしてそのままキッと睨まれてしまった。
な、何っ!?
『ウリエル様に道案内をさせるなんて一体何を考えてるんですッッ!!』
「す、すみません――」
迫力負けして謝っちゃったよ。
『ウリエル様もウリエル様ですッッ!!そんな事をなさるお暇がおありなら少しでも多くの魂の選別を行って下さいッッ!!このままでは地の神殿が魂で埋め尽くされてしまいますッッ!!』
魂の選別?
気になったけど聞ける雰囲気ではなくて、私は大人しく口を閉じていた。


