再びルシファーは手を伸ばしてきた。
だけど私は少し後ろに下がり距離を取った。
『何の真似だ』
「先に薫君を生き返らせて」
ルシファーは薫君に向かって指を鳴らした。
早く確認しろと言わんばかりの目を向けられ、私は薫君の胸に耳を当てた。
「動いてる――ッッ」
薫君の胸に顔を埋め、しがみつく様に抱きついた。
どんどん涙で薫君のカッターシャツが濡れていく。
突然腕を掴まれ、私はベッドを背に倒れ込んだ。
顔を上げると美しき悪魔ルシファーが私に股がり、宝石の様に美しい瞳で私を見下ろしていた。
『直ぐ終わる』
心の準備をする暇もなく、息を呑んだと同時にルシファーの冷たい手が私の身体に触れた。
触れたかと思えば、その手は信じられない事に身体の中へと入っていった。
痛みはない。
だけど麻痺してしまったかの様に首から下の感覚がない。
恐怖はないが、初めての感覚に不安が込み上げる。
人の気も知らないでルシファーは勝ち誇った様に口元に笑みを見せている。
だけど私は少し後ろに下がり距離を取った。
『何の真似だ』
「先に薫君を生き返らせて」
ルシファーは薫君に向かって指を鳴らした。
早く確認しろと言わんばかりの目を向けられ、私は薫君の胸に耳を当てた。
「動いてる――ッッ」
薫君の胸に顔を埋め、しがみつく様に抱きついた。
どんどん涙で薫君のカッターシャツが濡れていく。
突然腕を掴まれ、私はベッドを背に倒れ込んだ。
顔を上げると美しき悪魔ルシファーが私に股がり、宝石の様に美しい瞳で私を見下ろしていた。
『直ぐ終わる』
心の準備をする暇もなく、息を呑んだと同時にルシファーの冷たい手が私の身体に触れた。
触れたかと思えば、その手は信じられない事に身体の中へと入っていった。
痛みはない。
だけど麻痺してしまったかの様に首から下の感覚がない。
恐怖はないが、初めての感覚に不安が込み上げる。
人の気も知らないでルシファーは勝ち誇った様に口元に笑みを見せている。


