――――――――――
――――――――
――――――
――――
――
「んー――」
体の向きを変え、体制を整えハッとした。
慌てて体を起こすと部屋は真っ暗だった。
私何でベッドに――。
あっ!!
薫君ッッ!!
部屋の中に彼の姿はなくて、私は急いで部屋を飛び出した。
私寝ちゃったんだッッ。
ドアのガラスの部分から光が漏れていた。
『うわっおまッッ何だよ!?』
お兄ちゃんがリビングのソファーに座ってテレビを見ていた。
「男の子知らない!?」
『男?知らねぇけど――何、お前のかれ――』
お兄ちゃんの言葉を最後まで聞かず私はリビングのドアを勢いよく閉めた。
何も言わないで帰るなんて――。
一生会えない訳じゃないのに、寂しくて泣いてしまいそうだった。
自分の部屋に戻り、ドアを静かに閉めた。
私は電気を点け、その場にヘナッと座り込んでしまった。
『そんなに悠長にしていていいのか?』
ッッ!?
ベッドの上に知らない男性が足を組んで座っていた。
開いた口からは何故か声が出てこなかった。
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「んー――」
体の向きを変え、体制を整えハッとした。
慌てて体を起こすと部屋は真っ暗だった。
私何でベッドに――。
あっ!!
薫君ッッ!!
部屋の中に彼の姿はなくて、私は急いで部屋を飛び出した。
私寝ちゃったんだッッ。
ドアのガラスの部分から光が漏れていた。
『うわっおまッッ何だよ!?』
お兄ちゃんがリビングのソファーに座ってテレビを見ていた。
「男の子知らない!?」
『男?知らねぇけど――何、お前のかれ――』
お兄ちゃんの言葉を最後まで聞かず私はリビングのドアを勢いよく閉めた。
何も言わないで帰るなんて――。
一生会えない訳じゃないのに、寂しくて泣いてしまいそうだった。
自分の部屋に戻り、ドアを静かに閉めた。
私は電気を点け、その場にヘナッと座り込んでしまった。
『そんなに悠長にしていていいのか?』
ッッ!?
ベッドの上に知らない男性が足を組んで座っていた。
開いた口からは何故か声が出てこなかった。