「優子ー、いい加減起きなよー」

ん・・お姉ちゃん・・?
うるさいなぁー・・

「まだいいでしょー・・」

乱れた布団を抱きしめる。
窓からは暖かい日の光が差し込む。  

あたしは春が一番好きだ。
暖かいし、空気が美味しいしー・・

なんていったって出逢いがあるし!

高校生になったんだから彼氏くらいつくらなきゃね!


・・・てか、今何時?

あたしは薄目で時計を見る。

その瞬間あたしは固まった。




7時15分・・



あたし、7時30分に家でるつもりだったんだけど・・



やばいじゃん!!



だから、お姉ちゃん起こしにきたんだね。

あたしはベッドから飛び上がった。
目の前には不機嫌な顔をした、お姉ちゃんが・・

妹のあたしが言うのもなんだけど、お姉ちゃんはかなりの美人さん。
モデルの仕事してるんです。


あ、あたしは白石優子。
お姉ちゃんは優歌。
ホントに普通の高校生ですよ?
あたしはね。


うん、急がないとね。