胸に灯をともす花


「な、なまえ・・」
『は?花満開だいじょーぶかー?』

だって、だって!野本先輩があたしの名前(名字だけど)呼んでくれたんだもん!!

「覚えといてくれるといいなー・・」
『?まあ、いいとしよう。ほれ、アスチルベ植えて来い』
「うっわ、重い・・・。これ1人でー?!」
『他の奴はどーせサボりだろ。行って来い』

花満開大橋でも、これはきついってばー!!

上がってた気持ちが一気に撃沈したあたしは1人で校内の庭園へ向かうのであった・・