進級ボーダーライン


「おーい!!」

オレは成績表を振りながら友達の所へ駆けていく。
友達はオレを見るなり、なぜか楽しそうに笑った。

「よかったな。進級できるぞ」

「ホントだよな!やっぱり女神様のお陰的な?」

「女神様?」

「ごめん。何でもない」

怪訝そうな顔をする友達を慌てて誤魔化す。
ここ一週間近く、霊験が起きていたなんて……

口が裂けても言えない。