でも、でもね。



「一つ、言って良い?」




「ん……」





「あたし、昴から離れたくないよっ」



あたしは昴に思いっきり抱きつく。
機械も酸素マスクも気にしない。



「綾乃……」



「あたしの話、聞いてくれる?」




「ん……」