「んん……」 目を覚ましたらそこは天井も壁も真っ白な見慣れた空間だった。 それだけ見れば、頭が回らなくても分かる。 頭が回り始めると初めてあたしにたくさんの管がついていることに気が付く。 ピッピッ、っという規則的な電子音が鳴り響く。 カーテンの隙間から窓の外を見るともう真っ暗だった。