もっと早く逢えていれば良かった

自分の病室に帰ってきた。


「ただいまぁ」


「フッ」


「あ!!今笑ったよね!?」


「自分の家みたいになってきたなって」


「だってずっと此処に居るから…」


小学生の頃から長くは生きられないって言われてきた。
そのときの余命は3年。
本当は去年であたしの人生は終わりだった筈なのに。

『生きたい』という思いがまだ何処かにあったのかな。



「大丈夫。まだ、大丈夫……」


抱きしめて頭を撫でてくれる。
昴は優しいな。
何考えてるか分かるなんて凄いよ。