「可愛いね。どこ中出身?アド教えてよ。あれ、君も超可愛いじゃん。可愛いてか美人?やべぇ俺ハーレム!」
早口でまくしたてる。
すごいなこの人。
めっちゃ早口で喋ってるよ!
羅々のピンチにも関わらず
先輩の早口に関心するあたし。
自分にも話しかけてきたのに気にしない。
「美空、どうしよ…」
羅々があたしの制服の裾を掴んだ。
可愛い…
先輩じゃないけど、
あんた可愛いな!!
「おい、体育館に移動だぞ
何してんだよ。」
そんなやりとりをしてたら、後ろから声が聞こえた。
振り向くと───────
イケメン。
イケメンがおりました。