「ユナッ!!」

女の子の背中に男の子が叫んだ

女の子は男の子の方を振り返った

「なにー!?」

男の子は口に溜まっていた唾をゴクッと飲み込んだ

「明日!卒業式が終わったら!話たいこと…ってゆうか……その、伝えたい事あるから!いつもの公園に来てよ!」

「…わかったー!」

女の子は返事をすると直ぐに向き直り小走りで家へ帰って行った


男の子の鼓動はとても速くなっていた