翌日 夕方、公園にはあの2人がいた 向き合って立ったまま2人とも地面を見つめている 沈黙を破ったのは女の子だった 「ジノ…昨日、ごめんね」 男の子は地面から女の子に視線をうつした 「僕もごめん」 2人は見つめあい微笑んだ そんな些細な日々の繰り返し 2人は何時も一緒で、よく笑いよく喧嘩をした そんな何でもないような日々が過ぎていき、2人は気がつけば小6になっていた