cocoa 上



「ごめんな、優愛。」


 外に出るとこうちゃんが受付周辺の椅子に腰を下ろす。


「ううん。いいの。ジュース買ってくるね。」


 私はそう言うとこうちゃんから離れて自販機を探す。
 こうちゃんて意外と紳士なんだぁ。びっくりした。
 男の子って大抵えっちぃ事
 考えてるもんだと思ってた。 
 こうちゃんは違うのかな?
 失神してたし…うーん。

 自販機に着くと、ジュース選びに困る私。
 何買ってあげたらいいかな。
 そんなこと考えていると後ろから声がした。


「何、彼女。一人?」


 男の人二人に声掛けられた。
 どうしよう。何て答えたら…。


「ねぇねぇ一人なら一緒に遊ぼ?」


 この人たち、今度こうちゃんと
 闘う高校の人たちじゃ…。確か…。


「行こーよ。」


 左手を掴まれる私。こ、怖い。誰か助けて…。
 こうちゃん…。


「何、してんの。」


 息が荒い声がした。こうちゃん!走って来たんだ!
 私の左手を握っている手を払うこうちゃん。


「俺の彼女に何か用?」


「男連れかぁ。おしいな。」


 こうちゃんが相手を睨む。
 すると、その人の隣の人が
 こうちゃんを見ながら指を指した。


「お前…。俺らの次に戦う奴じゃね?」