あたしと君とソレ。



サラサラな黒髪にパッチリとした二重の瞼、少し色素の薄い瞳に透き通るような白い肌。


…綺麗な男の子だな。

子供ながらにそんなことを思ったり。


注文を取り終えたおじいちゃんは早速作業に取り掛かり、彼の“いつもの”を作り始めた。

そんな様子をいつもの定位置から見守りつつ、お決まりの如くおじいちゃん特製のソレを啜った。