関西女とヤンキーず


「あのね、めぐちゃん。高校って勉強をしに行くとこなんだけど、勉強よりもって言ったらあれだけど…勉強と同じくらい大事なものを見つけに行く所だと私達は思ってるの。」


勉強と同じくらい大事なもの?

「何それ?」

「それはね、“友達”とか“仲間”とか“恋人”よ」

“友達”…“仲間”…“恋人”…
あたしには当てはまる人なんかおらん…

別に“友達”がおらんことはない。でも学校行ったら普通に挨拶もするし話やって結構する。けど自分の思てることをお互いに言い合える仲かって聞かれたらそんなんじゃない。
そこまで仲えい人はおらん

心から“友達”って呼べる人がおらんのに“仲間”がおる訳ないし、“恋人”なんか生まれてこのかた17年間できたことない。
好きってゆうんもよう分からん

でもやからって…

「それとあたしの転校と何の関係があるん?」

「転校してそうゆう人をちゃんと見つけえゆうこっちゃ。ちゃんとお前を見てくれる人をな」