舞ママ〈突然だけど、貴方父子家庭で大変なんですってね。〉

私～えっとどうしてそんなこと知ってるんですか？～
舞ママ〈舞に聞いたのよ。それで貴方、本物の愛って見たことないでしょ？〉

私は家の事を舞に確かに話した。でも絶対誰にも言わないって舞が約束してくれたのに…
私は嫌になってその場から飛びだした。


舞のママは驚きながらも追いかけてくる。

私もたかが小６の女だ。すぐに尽きて捕まえられた。
舞ママ〈ﾊｧﾊｧ…貴方にとって悪いことではないわ。今からゆうことをよく聞いて。〉

私はそれでも何故か逃げた。そして走って尽きたばかりに走り出したためさっきより早くに尽きて捕まえられた。

舞のママも苦しそうだ。

舞ママ〈逃げなくてもいいじゃない。貴方の欲しいもの何でもあげるわ。〉

………一瞬時が止まったかと思った。
欲しいもの何でも手に入れれたらどれだけ幸せか…

私は目に見える物はいらなかった。

本当に人に愛されている感覚が欲しかった。

私～ぁぃ…が……ぃ～
きっと聞こえなかっただろう。

舞ママ〈何？もう一度言ってみて？〉

私～あいが……しい～

聞こえなかった部分もあるだろうが舞のママは深くうなずきこう言った。


〈私が私が貴方のこと本気で愛してあげるわ。〉

でも舞がいるからそんなこと出来ないと思った。この一言を聞くまでは…




〈舞は心臓病を患っていてね、あと１ヶ月しかもたないのよ。それでうちの家は父は３年に一度しか帰って来ないから後、１ヶ月で私はほぼ一人きりなの。〉


…………あと、 １ヶ月？


そんなこと全然知らなかった。 でも舞が逝っていなくなって私が舞のママに愛されていて舞は怒らないだろうか…