それからリョウは、ピシッと手を挙げた。 「俺のファン、います!」 『え…?』 みんなの目が点になる。 え、誰?誰? 私は何故かすごく気になっている。 先生が腕を組み、興味深そうな顔をした。 「…誰だ?」 「川上ユウリさーん♪」 教室が……静まり返った。