玲『…ん…い…。』


優「はぁ?」


玲『わかんないよ…。』


優「優莉衣の言った意味わかんないの?ついに頭いっちゃったんですか~。」


玲『違う。馬鹿だけど違う!』

優「はぁ?なんも違くねぇだろ。」


玲『違うよ!私の知ってる優莉衣はそんな人じゃない!』


私は涙目だったけど、優莉衣の目をまっすぐ見て言った。


優「なにその顔。まじでうざ~い。でも、これでわかったでしょ?これが本当の優莉衣の性格。」


玲『私、今のままの優莉衣なんて嫌だ!言ってくれれば、結様との恋、応援したのに…。酷いよ…。』


優「ちょっと人の話聞いてんの!?今のままとか、そんなんないから。ずっと優莉衣はこの性格なんですけど。」


玲『嘘!そんなの嘘よ!絶対に嘘よ!』


優「嘘、嘘ってうるさいな!だいたい、あんたなんかに私の気持ちわかるわけない。私はついさっき失恋したんだよ?とりあえず、あんた目障りなの。一人にさせて。」


玲『わかった…。』



私は優莉衣に言われた通り、非常階段を出て教室に戻った。