冬の空


今年の春、
高校2年生になる。

私の名前は、大澤 ゆりか
元気だけがとりえで
後先考えずに
行動しちゃうのが大得意。

まっ失敗ばっかり
なんだけどね・・・


「ってかうちら
このままじゃ
干からびちゃうよ・・・」

今は昼休み
まなみがいきなり
何かを言い出した。

「え?なにが?」

「だって4人も
こんなに美人がそろって
るのに、彼氏も恋も
してないなんて
ありえない」

他の3人は
同時に笑った。

東 まなみ
笑顔が可愛くて
頼れる存在。

西野 みずき
頑張り屋さんで
しっかり者。

山口 ゆい
体は小柄で
甘えん坊。


いつもこの3人と
一緒。



「あ~恋したい」

みずきの言葉に
皆でうなずく。


この時の私は、
この先、こんなにも
好きって思える人に
出会えるなんて
思ってもいなかった。