月光の彼方

落ちているとは言えない、このふわふわした感じ。

この不思議な浮遊感。

そして、キラキラした明るい光の空間。

「響子先輩?」

私は響子先輩の顔を覗き込んだ。

「先輩?」

響子先輩は目を閉じていた。

なんか、幸せそうな顔をしている。

眠っている?

ーやばい・・・

私も瞼が重くなってきた・・・

そして、そのまま意識が飛んでいった・・・