私は落ちながら、さっきの落下したビデオカメラのことをぼんやりと考えていた。 落ちる・・・落ちる・・・ ん? 落ちて・・・いるのか? 私は、強く閉じていた目を開けた。 私は・・・私達は、キラキラした光の中にいた。 私の目の前、腕の中には響子先輩がいた。 そして先輩の横にいるはずの男の人は、いなかった。