月光の彼方

え?

私は上にある天窓を見上げた。

すると、いつの間にか、月が、その位置を変えていた。

今月は、ちょうど丸い天窓にピタリとその形を合わせていた。

「すご・・・」

私はぼうっとなって、その月にみとれていた。

「・・・れ・・?」