学年でもトップクラスの
成績だった私は
「面接が受けてみたいから。」
たったそれだけの理由で
何の対策もせず
県立中高一貫校を
記念受験することに…
しかし、待ち受けていた
結果は
”合格”
落ちた人には
ほんとに申し訳ないけれど
正直、うれしくなかった。
まだ、泰芽には気持ち伝えてないし、
これから伝える予定もなかった。
あたしに”告白する”
なんていう選択肢は最初から
存在してなかったんだ。
一緒の中学に行って、
一緒の高校に行く。
付き合えなくても
気持ちだけはそのうち
いつか伝えられたらなぁ
なんて未来を描いてたのに…

