皆は凄く楽しそうに花火をして、はしゃいで居るのに小谷君だけは隅っこで携帯を、いじくりながら居る あの子暇じゃぁ無いのかなぁって思って話しかけに行った。

｢ねぇ何してるの?小谷君は皆と遊ばないの?｣

｢あっお 俺は別に…｣
｢そうなんだ…暇じゃない?｣

私は、良く思った事をすぐに口に出すからそのまま気にせず話した。

｢携帯あるし別に｣

｢皆で遊んでんだから小谷君も遊んだら良いのに、携帯で何してるの?｣

｢ﾃﾄﾘｽ…｣

｢ｳﾁもﾃﾄﾘｽ好きだよ!ﾊﾟｽﾞﾙﾃﾄﾘｽとか面白いよね!｣

｢俺ﾊﾟｽﾞﾙ全部攻略したてるから…｣

｢そうなんだ凄いねぇｳﾁなんかまだステージ４も行ってないのに!｣

｢俺で良ければ攻略教えてあげるよ…｣

｢駄目だよ自分で解かなきゃ意味無いもん!｣
小谷君は段々心を開いて来てくれて良く喋ってくれた、そしたら祐也が急に怒ってどっかに行っちゃった、その時まだ私は“恋愛”何て初めてで祐也が怒った理由が分からなかった。
｢俺何か祐也に悪い事したのかなぁ?…｣

｢多分小谷君の せいじゃぁ無いよ!ｳﾁちょっと心配だから行ってくるね!｣

祐也に何回電話しても つながらない どうしたんだろう ｳﾁのせいなのかな…

私は不安で、いっぱいだった、啓介に聞いても

｢何か急に怒ってどっか行ったよ｣

としか言ってくれないから勝也君にも聞いてみよう

｢ねぇ勝也君ｳﾁ祐也に何か悪い事したのかなぁ?｣

勝也君はすぐに答えをくれた。

｢祐也 妬いてるんだよ きっと｣

｢えぇっ!ｳﾁ妬かせる事したのかなぁ!?｣

私の質問に勝也君は
｢もし祐也が他の女子と楽しそうに話してたら嫌な感じならないか?しかも小谷あんまり人と話さないし俺は仲良いから話すけどｱｲﾂ女子苦手てだしそれ知ってる祐也は小谷がお前と笑って話してるの見たらそりゃぁ妬くだろ｣

あっそうなんだまだ私には知らない気持ちが“恋愛”にはあるんだ。

｢何かｳﾁ悪い事した気分…祐也に謝ってくる!｣

｢居場所分かるのかよ?｣

｢何となく祐也の行きそうな場所代々分かるから行ってくるね!皆に言っといて!じゃぁね勝也君有り難う!｣
そういって私は祐也を探しに行った。