「なかなか大きな鳥で、飲み下すのに7日はかかったなあ。おかげで冬は越せたし、夏には子どもも立派に産むこともできた」 「今じゃあ、もうムリじゃよ。もうあんな風に、大物を飲み込めるほど、顎ははずせやしないさね」 蛇はそう言うと ふいに空を見上げて 何かを考えているようでした。