そんな環境で育ったせいか、汗水たらして働くということに抵抗があった 母はそんな俺の将来をひどく心配していたが、俺が中3の時に亡くなってしまった ただひとりの父親も、仕事以外では顔を合わせないという冷めた関係 そんな父が、俺に縁談を持ちかけてきた 相手はどこかの会社の社長令嬢 正直、結婚したからといって桐生家にはなんの得もない 得をするのは相手の方だ .