店は開店前だけど、華やかだった。



クリーム色をベースとしたマーブル状の大理石の床。



天井を埋め尽くした眩い照明。
店の中央の一際目立った螺旋状の大きな照明に私は目を奪われた。



「どーぞ…こちらへ」



「はい」



私は彼に案内されて、奥の突き当りの部屋に入った。



そこはオーナールーム。



オーナールームはシックな色合いで統一。


私と彼はガラステーブルを挟んで、革張りのソファーに座った。