「んっ」


手が離され、肩を抱かれた。


三浦…



「何で!?」



椿姫ちゃんはかなり吃驚してるみたい。


「え……」


さくらもかなり吃驚してる。



椿姫ちゃんよりさくらより、

あたしの方が吃驚してるって。



「三浦?」


「宮井」


見上げると、三浦の綺麗な顔がそこにあった。


少し近付けたらキス出来そうな距離。

吐息がかかりそうな距離。




優しく優しい笑顔で表情で見つめられて動けなかった。