-放課後。




「行こう、怜伊」


「うん」




高校になって、遊ぶのは初めて。


さくらが何か合コンとかで忙しかったから。



てか、彼氏いるって言ってたよね。


ま、いーけど。






「やっぱね、彼氏は必要だよ。

女として萎えちゃうもん」




そんなさくらの話を聞きながら、

駅前のアイス屋の目の前に着いた。





「多い…」



やっぱ、今日OPENだから人は多いよね。


人混み苦手なんだよね。





「多くて当たり前か!行こ、怜伊」




ゲッ。


行くのか、さくらさん。