「へ?三浦海里?」 『うん。私の高校にその人と同中だった子がいるんだけど、 三浦海里って人ががすっごいイケメンで、 怜伊と同じ高校って言ってるだけど。三浦っている?』 「いるいる。あたしの後ろの席」 『うっそー!!!うわぁ、見てみたい』 あたしが梓から電話をもらったのは入学式の3日後。 さくらと一緒にいて、三浦海里とは話してなかった。