チェックのスカートにお揃いの柄のリボンをしたブレザー。


この辺ではまぁまぁ可愛かったりする入学する高校。




一回だけスカートを折り、髪の寝癖をチェックするために洗面台へ行った。



すると、怜吾がちょうど髪のセットを終えたところだった。







「頑張れよ、怜伊。

敵を応援するとかマジ俺偉っ!!」





「ハイハイ」



テンションが朝から高い怜吾に

コクンコクンと二回頷き、


鏡を見た。







新入生だから怜吾達より学校に集合する時間が遅い。


だから、あたしは少しして家を出た。