ジッと怜吾を見ていたら怜吾は怯えた目で見てきた。



「な、何だよ?」


「なーんも。バカだなぁと想って」


「ハッキリ言うな。ブスアマ!」


「はぁ?」


「何だよ。彼氏出来たことねーくせに」




本当にあたしのお兄ちゃんか、あんたは。


寝っ転がっていた怜吾は立ち上がってあたしを見下す。