どこかわからない場所に居座って何分経った? いつの間にか、 携帯の電池は切れ、 小雨が降り出していた。 「…冷たい」 ブルブルと震える身体を抱きしめるようにして、 立とうとしたけど。 立ち上がれなかった。 力が抜ける。 三浦のことを考えると、 もう自分が嫌になる。