彼女は、今小さな世界で何をしてるかが
気になり、箱のように小さな世界を見た。

すると、彼女はずっと目を閉じたまま
座っていた。

動かすと、目はパチリと開き立ち上がった。
今、彼女は何を思ってるのだろう。

とにかく、彼女の生活に不自由にはしないように
頑張っていた。

すると、頭に直接誰かの声が響いた。

『聞こえる??』

男の声だった。
彼らしき人は小さな世界には、彼女の周辺にはいなかったが、

『うん。』

と頭の中で答えた。

『俺は、あんたの兄さんをつくった怜華だ。』

どうやら、麗華の双子の兄の
咲花 怜華(さきばな れいか)らしい。

『どうやって、喋ってるの??』

『え??どうやってて、普通に電波送って喋ってるよ。』

『でも、何か用なの??』

『僕を早く見つけてほしいんだ。そして、君の兄の
暴走を止めるだ。』

『レイは暴走してないよ。』

『そうかい。じゃあ君の兄の部屋にはいったことある??』

レイの部屋に入ろうとしたら、前に怒られたから入ってない
だから、何か怪しいので

『ううん。もしかして何か隠してるかも。』