【ライ】

私は、咲花 麗華(さきばな らいか)という。

と言っても、それは彼女本人の名前で

私は、ライ。

そう、彼女の分身であった。

彼女は、足が不自由で車椅子生活だった。

だから、自分の分身が走れるのを見て、
楽しんでいたのに。

でも、私は彼女に動かされ飽きていた。

だから、私は彼女の住んでいる世界に行きたいと
思ってたら、双子のレイが

「向こうの世界に行きたいか?」

と言われ、すぐさま縦に首をふった。

でも、それが彼女の人生を狂わせるとおもっても
いなかった。

レイの目の色は青なのに黄色になり、
レイの目が光って、その光がなくなったとき、
知らない部屋に来ていた。

彼は、

「ここが君を動かしていた、彼女の部屋。」

そう言われ、じゃあこの体も彼女とおもって、
歩こうとしたら、思い通りに動かないのが
分かった。

「きっと、足が不自由なんだよ。」
と、言われた。

その時は、うれしかった。

でも、彼女の家族と過ごしてると、私が彼女の家族を
奪ったの??

と言う悩みがでてきた。