「麗華…最後に聞いて…」

私は素直に首を縦にふった。

その時は、レイの気絶して
ライの首にあった手は取れていた。

「私たちが、死んでも生きること。
絶望したら、ダメ。
私たちは、死んでも不思議に心はあるから、
よみがえるよ。きっとね…」

絶望しない…それが、今私ができること。

「ねぇ、絶対ライよみがってよ。」

「うん。」

ライは、悲しそうな目で私を見ていた。

「レイが寝ている間の今、消えるわ。」

「ライ、ありがとう!!」

泣きたかったけど、感謝の気持ちをこめて、
笑顔で言った。

ライも小さな笑みを浮かべて言った。

「ありがとう…」