【ライ】


私たちは、別の世界からみたら、
小さな箱のような世界で生きている。

そして、私たちは普段何もできない。

別の世界のもう1人の自分に動かしてもらってる。

ただ、もう1人の自分に忘れ去られたときは、
自由に動けるようになる。



まぁ、そんな世界に住んでいる私だが、
名前は、『ライ』と名付けられている。

もう1人の自分の『ライ』は、
毎日のように動かしてくれるが、
私とっては、早く自由になりたいとおもっている。


でも、彼女は1年たっても、
飽きずに私を動かす。

(いったい何が楽しいのだろうか?)

と思っていたけど、
最近は、彼女が誰かを探してると気付いた。

その為に、私は動かされていると気づいた。




そして、そんなある日のことだった。