自然に下ろされた艶やかな黒髪
それに合わせたかのような切れ長の漆黒の瞳、口角の上がった唇は、女でもなかなかいないぞって感じのぷるんとしてて美味しそう…じゃなくて!

思わずブンブンと頭を振り

「それはどうも、でもその言葉そのままそっくりおかえしします」

ニッコリ笑ってカウンターに向き直りハイボールを再びグイッ

すると…隣からクックッと笑い声

えっ!?

再び横を見ると、彼が髪をかきあげなら

「面白い方ですね」

愉快そうに言った

その綺麗な指に、仕草にドキリとしてしまった

貴方は変な人ですね…


その後何だか意気投合?
というか気に入られたようで

大概私も酔っていたため気分良く何軒か梯子
私の記憶はプッツリ途切れた………


夢…?

温かな心地よい手のぬくもり
『随分違うな…』って誰かの声

ムニャムニャ…