「...帽子屋さん、認めてくれたのかな?」


心配そうなalice。


「大丈夫だ。あいつはねちっこくねぇから。」


帽子屋には感謝しなくちゃな。

後押しをしてくれた。


「ほら...。帰るぞ。」


そう言って、左手を差し出せば、
嬉しそうに指を絡ませてくる。


お願いだから、俺の傍でわらってて?


俺が幸せにしてやるから...



「alice...俺を選んでくれてありがとう。」



僕についてきてください。



【Fin.】