「あの…ありがとうございます」

「気にしなくていいよ」

「お礼しないと」

「気にしないで、そんな事より
こんな時間に、この道を女性が
歩くのは、感心しないな」

「勘違いしてます」

「何を?」

「僕は男です」

「…嘘!!」

「嘘じゃありません
見た目こんなんですけど男です」

「…ゴメン」

「いいんです、どうせ僕は男に
見られませんから、気にしません」

「あっそうだ」

「えっ何ですか」

「自己紹介がまだだったね
俺の名前、並木恭司25歳です」

「僕の名前は、桜木渚18歳です」

7歳下か…