コイン★悪い男の純情

 勇太はジェラシックワールドの辺りで、べそをかいて泣いていた。

 「あっ、勇太君!!やっぱり俺の勘は当たっていたな」


 「あっ、本当、勇太だわ。勇太~。勇太~」


 「あっ、ママだ。うわあうわあうわあうううっ」

 勇太はかんなと淳也を見つけると、安心したのか、今まで以上にわあわあと泣き出した。

 「勇太、見つかって良かったね。ママ、心配したんだから。ウッウウウウッ・・・」

 かんなは勇太を抱き締めて、涙を次から次に流している。

 「勇太君、良かったな」

 淳也は勇太の頭を撫でた。


 「うん。ひぃっく、うっく、うっく、うっく・・・」
 「良かった。良かった」

 「勇太、淳也さんがいたから、見つける事が出来たのよ。お礼を言いなさい」
 「おっちゃん、ううう~、ありがとう、うっく、うっく、うっく・・・」

 「よ~し。勇太君、男なら泣くのはやめろ。その代わり、おじさんが肩車をしてやろう」
 「ほんと。もう、泣けへん。わあ~い」

 「勇太、良かったわね」
 「僕、おっちゃん、大好きや」

 「勇太君、おじさんがしゃがむから、この上に乗るんだよ」
 「やったあ~」

 「よ~し。立ち上がるぞ」
 「わあっ」


 勇太は淳也が立ち上がると、目を輝かせた。