「あ、それでね、巧さんとの話が終わった途端に『どこでコンパやってるんだ』って聞いてきてね、焦って飛び出したんだよ。あんなに慌てるとしくん初めて見た」
「焦って?……ほんと?」
「ほんとほんと。どれだけ結花の事好きなんだって思った。
いつも落ち着いて穏やかなとしくんがあんなに結花を気にして飛び出すなんてね。婚約解消直後にいいもの見たよ」
ほっとしたような、声。
そして私の手をそっと握って。
「今まで、ごめんね。待たせたよね。これからはとしくんの事、よろしくお願いします」
深く頭を下げた。
美乃ちゃんと利也さんとの婚約が、ちゃんと解消されたと聞いて、気持ちが軽くなった。
利也さんの言葉を信じていたけれど、美乃ちゃんのすっきりと明るい顔を見て、ようやく安心できた。
「で?園田くんとはどういう事なの?」
私の言葉を聞いた瞬間、真っ赤になった美乃ちゃん。
本当、かわいい。
恋する女の子だ。
「焦って?……ほんと?」
「ほんとほんと。どれだけ結花の事好きなんだって思った。
いつも落ち着いて穏やかなとしくんがあんなに結花を気にして飛び出すなんてね。婚約解消直後にいいもの見たよ」
ほっとしたような、声。
そして私の手をそっと握って。
「今まで、ごめんね。待たせたよね。これからはとしくんの事、よろしくお願いします」
深く頭を下げた。
美乃ちゃんと利也さんとの婚約が、ちゃんと解消されたと聞いて、気持ちが軽くなった。
利也さんの言葉を信じていたけれど、美乃ちゃんのすっきりと明るい顔を見て、ようやく安心できた。
「で?園田くんとはどういう事なの?」
私の言葉を聞いた瞬間、真っ赤になった美乃ちゃん。
本当、かわいい。
恋する女の子だ。

