家を出た途端に頬をつたう涙を手の甲でごしごしと拭いながら、 『まだ、好きじゃないもん』 強がりながら、ずんずんと歩いて。 坂道を一気に駆け上がった。 街並みを一望できる、私のお気に入りの場所に向かって、ひたすら走ったんだ。 そして……。 そして。