いつまでもおかしそうに笑っている竜我の横顔を睨みながら、私の手に重ねられていた彼の手を外そうとした。
軽く置かれていただけだから、すぐに離してくれると思っていたのに、逆にぎゅっと力を込められて、簡単には離れなくなってしまった。
「……竜我……?」
どことなく苦しげにも感じられる表情を向けられて、ズキっと頭のどこかが痛んだ。
思わず顔をしかめて、はっと息を止めた私の体は強張りを隠せない。
私の手を握っていたせいで、その強張りは竜我にも伝わった。
「梅……?」
「あ、ごめん、なんでもないから。ちょっと頭が痛くなっただけで、大丈夫。もう治ったから、気にしないで……」
「顔色悪いぞ。大丈夫じゃないだろ」
「あ、信号青に変わったよ、動かないとだめ」
何か言いたげな竜我だけど、渋々私の手を離して運転に戻った。
視線を前に向ける瞬間、唇をかみしめて不安げな気持ちを見せる竜我を、どこかで見た事があるような、そんな気がした。
そして、同時に口から出たのは。
「有星は、元気……?」
軽く置かれていただけだから、すぐに離してくれると思っていたのに、逆にぎゅっと力を込められて、簡単には離れなくなってしまった。
「……竜我……?」
どことなく苦しげにも感じられる表情を向けられて、ズキっと頭のどこかが痛んだ。
思わず顔をしかめて、はっと息を止めた私の体は強張りを隠せない。
私の手を握っていたせいで、その強張りは竜我にも伝わった。
「梅……?」
「あ、ごめん、なんでもないから。ちょっと頭が痛くなっただけで、大丈夫。もう治ったから、気にしないで……」
「顔色悪いぞ。大丈夫じゃないだろ」
「あ、信号青に変わったよ、動かないとだめ」
何か言いたげな竜我だけど、渋々私の手を離して運転に戻った。
視線を前に向ける瞬間、唇をかみしめて不安げな気持ちを見せる竜我を、どこかで見た事があるような、そんな気がした。
そして、同時に口から出たのは。
「有星は、元気……?」

